38度その②

 前回に続き、38度がタイトルだが、今回は気温でなく、体温である。

 正午、1歳2か月になる娘が熱を出したとの電話が保育園からかかってきた。このところやっと保育園にも慣れてきたようで調子が良かったのだが、安心していたらこれである。こういうときは、妻もなかなか抜けにくい仕事であるので、保育園から職場の近い自分の出番である。

 保育園には5月から預け始めて、初めの2か月は週1で風邪をひいていた。その内、2度ほど風邪を移され、家族3人が熱を出していたこともあった。あのときは、地獄であったし、子育てとは何と大変なことなのかと実感した。

 正直、思い通りにならないことばかりである。仕事も頑張りたいし、勉強も頑張りたい。妻には笑顔でいてほしいので、なるだけ子供の面倒も見たい。しかし、子供は簡単に熱を出し、ご飯を散らかし、ベッドに下ろすと起き、意味不明に泣く。

 やはり、頑張った分だけ、リターンを求めてしまう。赤ちゃんだからしょうがないと、割り切っているつもりだが、いざ何かがあると、イライラしてしまい、自分の底の浅さを感じ、反省、また反省…。

 それでも、日々、成長があり、驚きがあり、楽しいこともある。ハイハイした、立った、歩いた、自分で食べた、ぬいぐるみをなでなで、お父さんをなでなで、「まんま!」と喋った…。これらはリターンと言えるだろう。

 最近は、保育園でうちの子より上のお子さんが「〇〇ちゃん、おはよう」と話してくれる(先生のマネをしているらしい)。背格好はうちの子と同じくらいなのにいっちょ前に話すのがとてもかわいい。早く、うちの子も挨拶ができるようになってほしい。

 そういう話を子どもが寝た後で、妻と話す。その時間も楽しく、とても大切な時間だ。そして、妻が寝た後は、洗濯物をたたみ、明日の米を研ぎ、タイマーをセットし、子どもの保育園セットを用意しておく。空いた時間で書くブログは続くだろうか。明日は熱が下がっていますように。